物価変動とインフレが当たり前の時代は、格安ドーパミンを排除するチャンス
昨日のニュースによると、東京23区の物価指数が去年と比べて4%上がりました。この上昇率は約40年ぶりです。また、円の価値もなかなか安定しそうにありません。
ここ最近のニュースを見ていると、お金の価値や物価が一定であるというのがただの思い込みだったことに気付かされます。
そのため、そろそろお金に対する認識を抜本的に変える必要があるのかもしれません。
その認識とは、
①お金の価値は時間が経つにつれて(継続的なインフレによって)減少する
②自国通貨の価値は刻々と変動するもので、私たちが持つ資産も、その変化に大きく影響される。
正直②については、個人レベルで対応できることが少ないと思います。
しかし、①はお金の使い方を変えることで、ある程度は対応可能です(もちろん、インフレに合わせて収入を上げるという方法もあります)。
お金の使い方を変えるという言葉を聞くと、真っ先に思い浮かぶのが「節約」です。
しかし、節約の習慣を身に付けるのは、なかなか大変です。そもそもシンプルに、節約するのは、楽しくありません。
では、どうすればインフレに合わせてお金の使い方を変えることができるのでしょうか。
メタザルからの提案は「格安ドーパミン」を生活から排除することです。
目次
格安ドーパミンとは?
格安ドーパミンとは、メタザルが勝手に作った造語です。しかし、定義はちゃんとあります。
その定義とは、
「短期的な快感のために、脳をハイジャックするために作られた商品や習慣」です。
以下が格安ドーパミンの代表例となります。
・アルコール、タバコ
・ジャンクフード
・ポルノ
・SNS
・(不要な)ネットショッピング
なぜ格安ドーパミンと名付けたかというと、上記のものは少ないコストで高レベルのドーパミンを発生させることができるからです。
ドーパミンは、私たちのモチベーションに大きく関係している神経伝達物質です。
そもそも人間は、ドーパミンを放出させる「活動」を求める傾向があります。これは、人間が進化の過程で身につけたメカニズムです。本来は、人間が生存するために有利な行動を取るために存在している仕組みです。
しかし、現代ではこの仕組みが、多くの商品やサービスから逆手に取られています。
それらの商品やサービスは、使うことで高レベルのドーパミンを放出させるように設計されています。そして、それらを繰り返し使うことで、私たちの「報酬システム」がハイジャックされていきます。
その結果、意図せずに「格安ドーパミン」に隷属してしまいます。
頭では体やメンタルに良くないと知りつつも、なぜかアルコールを飲んだり、ジャンクフードを食べ過ぎたり、SNSやポルノに時間を使ってしまう。
そんな経験をしたことがある方ならば、格安ドーパミンを人生から排除(もしくは大きく減らす)することで、人生の質を高められる可能性が大いにあります。
なぜインフレ時代に格安ドーパミンをカットする?
幸いなことに、ほとんどの格安ドーパミンは安価なものが多く、生活必需品ではないケースが大半です(むしろ、生活破壊品の可能性があります)。
しかし、「報酬システム」を乗っ取ることに特化しているため、習慣的に格安ドーパミンにお金を使っている可能性が高いです。つまり、無意識に金額が積もっているタイプの消費です。
一旦ここで、1ヶ月にいくら格安ドーパミンにお金を使っているかを計算してみてください。人によりますが、大体数千円単位の方が多いのではないでしょうか?
次に、1ヶ月の収入の4%を計算してみてください。
もしこの時点で、
「収入の4」% < 「格安ドーパミンへの課金額」
であるならば、あなたは物価高の影響を克服することが可能となります。
なぜならば、「生活破壊品」への出費を抑えるだけで、事実上の収入が増え、インフレ(お金の価値の減少)に対応できるからです。
さらに嬉しいことに、「格安ドーパミン」を排除することで、メンタルヘルスが向上したり、自由時間を大幅に増やせる可能性がアップします。
今日から、節約の定義を「格安ドーパミンからの離脱」に変えてみませんか?
Source:
どうしてもショッピングしたくなる脳の仕組みとは?買い物とドーパミンの関係
ポルノとドーパミンの関係。ポルノ中毒とはどういう状態?