AI時代を生きるコツは「柔軟な夢」を持つこと
天文学者であるNeil deGrasse Tyson(ニール・タイソン)氏によると、AI時代を生きるコツは「AIや機械に代替される可能性がある前提で、やりたい仕事をシフトできる柔軟性を持つこと」だそうです。
直近のインタビューで、ChatGPTやAIの発展が人々のキャリアに与える影響を聞かれたタイソン氏は、以下のように答えました。
「Stay flexible enough to shift what your job ambitions are, in the possibility that you could be replaced by machine or by AI」
また、同インタビューでタイソン氏は、AIによって自分自身が完全に代替される可能性があると述べました。
しかし、代替されるのは「その時点」の自分であり、それ以降の(ネットに)データが無い未来の自分は、代替不可能であると考えています。
さらに、現時点のAIは新しい考え方や概念を生み出すことは出来ないと主張しました。
目次
仕事として成り立つものは常に増えている
タイソン氏は、仕事の数自体は常に増えていると言います。
確かに、20年前と比べてアメリカの人口が大幅に増えておりますが、相対的に失業率が高まったわけではありません。その代わり、労働市場の内訳は大きく変化しています(例;IT関係の仕事が大幅に増えた。また、昔では考えられなかったインフルエンサー的な仕事も生まれた。)
そのためタイソン氏は「仕事に関しては、上の世代のアドバイスを聞いてはいけない」と述べています。
UBI(ベーシック・インカム)は興味深いアプローチ
タイソン氏は、もしAIがほとんどの富を生み出しているなら、UBIは非常に興味深いアプローチだと考えています。
しかし、AIが代替できない仕事もまだまだ残る可能性があるそうです。例えば、AIは橋や道路などを建造できるわけではありません。
そのため、タイソン氏は現在のインフラのメンテナンスや現代化に、大きな力を注ぐべきだと考えています。それらは、実際に人間にしか出来ない仕事だからです。
Source:
Provocative New Neil DeGrasse Tyson Book Highlights Little-Known Cosmic Tidbits
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