ローカル5G が簡単に分かるようになる3つのポイント
ローカル5G この言葉を皆さまはご存知でしょうか。
5Gの全国的な普及が待たれる中、企業や自治体にぜひ注目して欲しいのがローカル5Gです。
この記事ではまだローカル5Gを知らない方向けになるべく分かりやすくローカル5Gについて説明しています。
まだローカル5Gを知らない方はぜひ読んでみていただければと思います。
目次
ローカル5Gとは
ローカル5Gとは、限定的な場所で利用できる5Gのことです。
詳しく説明していきます。5G化、という事で国内の回線は4Gから5Gに移行するような動きがありますが、それも急に変わるわけではありません。
各キャリアが一生懸命にエリアを拡大してくれていますが、都市部や比較的人口の多い地域から5Gが普及し、需要の少ない地域や屋内などの環境まで展開するにはまだ時間が必要というのが現状です。
しかし、そんな5Gの展開が遅くなると予測されるところでも、自治体や企業などが自ら無線局の免許を取得し、敷地内や建物、工場などの限定的な場所に自前の5Gを敷設することは可能なのです。
それが「ローカル5G」と言われるものになります。
5Gについてもっと知りたいという方向けに、下記の記事で説明しているので、一読していただければと思います。
▼5Gとは?
5G とは?10分で簡単にわかる5Gの特徴と3つのメリット
▼5Gのエリアについて
5Gエリア早見表! 大手5キャリアの5Gエリアのまとめ
▼5Gの電波の種類について
ミリ波とsub6とは? 5Gに詳しくなるための2つの電波の特徴
ローカル5G 簡単な特徴
- 自前で5Gを敷設できるので、企業や自治体だけの5Gを作れる。
- 携帯事業者BWA(Broadband Wireless Access)事業者は無線局開設の主体になれない
企業などが自前で5Gを用意すれば、エリアの拡大を待たなくても、自社工場などに5Gを展開することができます。
これには無線局開設の免許が必要で、携帯事業者やBWA事業者は免許の主体にはなれないと総務省のローカル5G導入に関するガイドラインにあります。
その背景にはキャリアはまず5Gの全国展開を目指すこと、多くの企業を5G市場に導いて活性化させたいなどの総務省の狙いがあるようです。
ローカル5G メリットとデメリット
ここではローカル5Gのメリットとデメリットをお伝えしていきます。
ローカル5Gのメリット
- 通信障害の低減
- 情報漏洩リスクの低減
両方とも自社で敷設するからこそのメリットですね。
自社で用意するため、不特定多数の人が回線利用することがないので、5Gの最大の特徴である「超高速」「多数同時接続」「超低遅延」にかなり寄与してくれることでしょう。
ローカル5Gのデメリット
- 無線局の免許を取得する必要がある
- 自身でローカル5Gのネットワークを構築する必要がある
一番の障害はやはり免許取得でしょう。
自社でやるとなれば、非常に専門的で高度なネットワーク知識が要求されます。
ネットワークに強い会社でなければ自社でローカル5Gの敷設を行うのは、非常に労力がかかると予想されます。
なので、現実的な案としてネットワークに強い他社に頼むという手段になるでしょう。
実際にローカル5G敷設のサービスを提供している会社があるので紹介をしておきます。
公式HP:アンリツ
アンリツのローカル5Gソリューション
アンリツは、ローカル5Gのネットワークの設計から、検証、保守、基地局や端末の登録点検で必要となるさまざまな無線通信の品質評価・検証を、計測通信のプロフェッショナルの立場からサポートします。今後も、無線や電波に関する実用的な情報提供のほか、専門知識が必要な通信分野の身近なパートナーとして、ローカル5Gの実現に貢献します。
上記アンリツHPから引用
まとめ
まだ少し全国的な普及には時間のかかりそうな5Gですが、近い未来に必ず訪れる5Gがある日常。それを先取りするという意味でも、ぜひローカル5Gを導入してみてはいかがでしょうか。
本日はまだローカル5Gを知らない方向けにローカル5Gが簡単に分かるようになる3つのポイントをお送りしました。
今後も皆さまに役立つような情報をお送りしたいと考えていますので、よろしくお願いします。