ネットワークのこれからについて少し考えてみた
ネットワークのこれからについて、コラム的に考えていきます。
ネットワークの今後について思いを馳せている人におすすめの記事です。
目次
従来のネットワークのとこれからのネットワーク
従来のネットワークは、基本的に機器ごとの設定が必要です。
ルーターやスイッチに手動でいろいろな設定をして、ネットワークを構築していくのが基本でした。
しかし新しいネットワークの考え方は違います。一言でいうと、設定の一元管理化でしょうか。
ルーターの中身の話になると長く難しくなるので割愛しますが、要はどうしてもルーターやら機器で行わなければならない機能は機器に任せて、出来るだけ一極集中で設定・管理できた方が楽だよね、っていう考え方です。
具体的な例でみてみましょう。

会社はインターネット環境を用意しようとすれば当たり前ですが、ネットワークの設定をしなければいけません。
従来はそれぞれの階にある機器に、それぞれがきちんと手動で設定して活用していました。もし専用線で繋いでいれば、その先の会社もそうです。すべて手動で設定する必要がありました。
一方で現在はどうなっているのかと言えば、一元管理、という言葉がありましたね。
ざっくり見るとこんな感じになります。
※WLC(Wireless Lan Controller)とはその名の通り、ワイヤレスランを管理するものです。
WLCというドラえもんの秘密道具みたいな機械を使って、ネットワークの設定・管理を一極集中して行うことができるようになったのが、現在、これからのネットワークの特徴です。
WLCのソフトウェアで集中して管理することからSDN(Software-Defined Network)なんて呼ばれたりもしています。
新時代のネットワークというのはこのSDNが基本となると推察されます。
ネットワークのこれから
新しいネットワーク環境で果たしてネットワークの現場はどう変わるのか。
ここまで話してそれかよ、と思われるかもしれませんが、正直、あまり変わらないかと思われます(笑)
しかし、エンジニアとしての知識の向上はより求められていくと考えられます。
現場は確かにオンプレミスのような物理的な構成からどんどんクラウドに移行していくことでしょう。
現に今回紹介したWLC以外にも、IaaS,PaaS,SaaSなんてのも随分聞き覚えのある単語になってきました。
しかし、一方でレガシーシステムなんて言われているものがあるように、大きく変化の舵取りを取れない企業もあります。
またクラウドに移行したら移行したで、構築が簡易になる代わりに別の問題が出てくるのです。主にセキュリティのところでしょうか。
昨今まさに言われているのが、各現場で必ず導入されていると言っても過言ではSNMP、この最新verの3が現場でまだまだ対応しきれていない現状もあります。
ついにSNMPの暗号化が対応したかと思えば、知見のあるエンジニアが少ないがゆえに有用な技術も活用しきれていない、ということです。
技術は日々進化していきます。そのスピードに合わせるため、エンジニアにはより知識の多寡が問われるようになっていく、というのが私の見解です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日はコラム的にネットワークの現場の未来について考えてみました。
この記事に私はこう思う、だとか、これはこうだ、という意見がありましたら遠慮なくTwitterなりコメントなりでいただけたら幸いです。
みんなでワイワイネットワークの今後について語りましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。